ガラスコーティングとセラミックコーティングの比較

今回は車やバイクのコーティングに使用されている「ガラスコーティング」と「セラミックコーティング」の違いについて紹介したいと思います。

ガラスコーティングとセラミックコーティングは似たような物だと思われている方が多くいますが、この両者は珪素を主原料としている点では同じですが、その他の面では全く異なります。
ガラスコーティングでは「珪素-窒素結合」を持つ化合物であるシラザンを空気中の酸素や水分と室温で反応させることによって高純度シリカ皮膜を形成させます。それに対してセラミックコーティングでは珪素の高分子化合物であるオルガノポリシロキサンを主剤としたオルガノポリシロキサン化合物を空気中の水分に反応させることによって無機質形成皮を形成させます。

・ガラスとセラミックの定義について
ガラスはケイ酸塩、炭酸塩を主成分として、それらを液状化させたものを急冷させることにより形成される固体で、主要な成分は二酸化珪素となっています。それに対してセラミックはシリコンのような半導体や炭化物、窒化物、ホウ化物といった無機化合物による無機固体材料の総称となっています。
車のコーティングに使用されるガラスコーティングは二酸化珪素がシリカ皮膜に転化されることからガラスと表現されており、セラミックコーティングでは珪素の高分子化合物を使用して無機質の膜を形成させることからセラミックと表現されています。

・ガラスコーティングの特徴
ガラスコーティングは知名度も高く人気のコーティングとなっています。その特徴は高い硬度と見栄えの良さで、ボディの表面にガラス膜を形成させることによって、引っ掻き傷に対する強度も高くなっています。

・セラミックコーティングの特徴
セラミックコーティングの特徴もガラスコーティングと同様に高い硬度となっており、コーティングの種類にもよりますがガラスコーティングを上回る硬度を持つコーティングも登場しています。また、セラミックコーティングに使用されるコーティング剤は科学的な反応性が高くないので、鳥のフンや酸性雨といった外的影響で科学的に反応する心配がありません。また、硬度が高いので引っ掻き傷に対する強度も高くなっています。

このようにガラスコーティングとセラミックコーティングを比較すると、非常に良く似た特性を有していることが分かりますが、最も大きく異なる部分は科学的な反応性の高さです。セラミックコーティングではガラスコーティングの弱点とされてきた雨染み(デポジット)の付着を大幅に抑えることが可能となっており、洗車の頻度を増さなくても綺麗な状態を保ちやすくなっています。また、紫外線や酸性雨によってコーティングが劣化するスピードもガラスコーティングよりも抑えられています。
一般的にセラミックコーティングはガラスコーティングよりも施工料金が高額となる場合が多いですが、コーティングの性能を比較すると当然だと言えるでしょう。

大事な車やバイクのコーティングです。
しっかり選びたいものですね・